そして、それは実行された。 真幸が、温人の体調を疑い だした。 「今から消える。俺は蒸発 するんだ。好きな女と。 わかったな。 亮。 後は まかせた。」 温人はそう電話で言い放った。 「お前はどうするんだ。」 「病院にでも入院するよ。 もう立っているのもやっと のようだ。」 「温人・・・。本当にいいん だな。」 「あぁ。真幸はお前に託した。 俺の代わりに幸せにしてやって くれ。」 そう言うと電話は切れた。 俺は、真幸を抱きに行く。 もう引き返せない。