どうしていいのかわからなく なった。 そして俺は、真っすぐな真幸 の瞳から逃げるように、真幸 を抱きしめた。 俺は、親友を裏切った。 真幸をむりやり抱きしめた。 温人に頼まれたこととは言っ ても俺の中で罪悪感が湧き あがる。 それと同時に、今まで我慢して いたことが満たされる満足感。 「最初で最後だから。」 そう真幸に言っていた。 俺は、終わらせようと 思っていたんだ。 温人に全てを話して。 こんな嘘も約束も。 だから言えた言葉だった。