帰って来た真幸の様子に、亮
が上手く嘘をついてくれたこと
が手に取る様にわかる。


ビックリしただろうね。


目の前に現れたのが亮だった
から。


本当だったら俺だったのに。


俺が真幸との約束を果たすはず
だったのに。


ごめん。

ごめん、真幸。


さっき亮からもらった電話で
大体の事は理解出来てる。

後は、俺が消えるだけ。
ちょうど体も限界だ。


明日にでも消えよう。