真幸、15年前の約束の日が 目の前に来てるって言うのに 俺情けないよな。 真幸は初恋の相手の顔を憶えて いないってよく愚痴ってた。 でも、俺ははっきりと覚えて いたよ。 真幸の顔を。 真幸の泣きほくろを。 高校生活初日に再会した君に 俺は心臓の高鳴りを抑えること は出来なかった。 あまりにも強引なやり方で 俺は君を手に入れた。 ボヤボヤ出来なかったんだ。 どうしてもお前を俺の女に したかった。 初恋の君を。