私をかばったせいで、一緒になって火をつけたタバコを口の中に入れられた時。 廃棄ガスがためられた体育館に閉じ込められた時。 こわかったはずなのに いやだったはずなのに いつも 「のんと居られて幸せだから。」 と言って笑ってくれた果穂が 私にとって ただ1人の友達だった。 大切な人だった。