「今は口論してる場合ではありません。」 銃声で静かになった部屋に淡々とした青木の声が響く。 「楓さん。僕たちは全員助かるために殺してるんです。いいですね?」 彼はタガーナイフを手に取り右脇を抉るように刺した。 そのナイフを皆川に手渡す。 皆川は同じように腿の付け根を刺した。 織田は手に握りしめていたサバイバルナイフを皆川が刺した反対側の腿に刺す。 「凪、大丈夫だ。正当防衛だから。」 彼にナイフを手渡し左脇を刺すように促す。 彼はナイフをそこにあてがい、目を瞑りゆっくりと刺した。