「つまり俺達はヤツを殺すか、狂いながら死ぬかの選択肢しかないってことだろ。」 吐き捨てるように皆川が言う。 今は迷っている場合じゃない。 「俺は腹を括るよ。青木も皆川も出来るな?」 二人は静かに頷く。 「戸倉、織田はどうする?」 「わかった。これは正当防衛だしな。」 織田は戸倉にアイコンを送る。 戸倉は諦めたように頷く。 「じゃあ決まりですね!」 笹野がまとまらない意見がまとまった会議の後みたいな笑顔で言う。 その微かな笑顔が恐ろしかった。