「嘘言わないで!」

「嘘じゃない・・」

「じゃぁ何で!?」

「いえない」

私は彩斗の力が緩んだのを見計

らって教室から飛び出した。

涙で視界がぼやける。

もう何もかもイヤだ。

ぐちゃぐちゃだよ・・・

私はそれから学校に来るのをや

めた。