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彩斗かまもっちか選べずにいた

ら、沙希から電話がかかってき

た。

「姫奈~!」

「沙希っ!?」

「明日は遊べる!?」

「どうしたの突然?」

「暇でしょうがないのよ!!

誰かさんが補習だから!」

「ぁっ。はぃ。すみません」

「明日の10時!にいつもの場

所!」

「はい。了解っす」

私は通話がおわって、一度閉じ

た携帯をもう一度開き。

着信履歴から彩斗の名前を消し

た。

もう彩斗を諦めて、忘れるため

に・・・。

ばいばい『彩斗』

そして



『ありがとう』



真っ赤な携帯を握り締めながら

わたしは涙を流した。

止まらなかった。

もう、こんなに好きにさせられ

ていたなんて自分でも気付かな

かった。。。





『彩斗中毒』?



『彩斗依存症?』


ははっ。



笑っちゃうよね。。