「姫奈!行くわよー!」

「はいはい!待ってって!!」

私は真新しいブレザーをサッサ

と掃って、ピンク色のリュック

を背おりローファーを履いて、

玄関を出た。

外では母さんがシルバーに輝く

車の中で大音量に音楽を流しな

がら、待っていた。

「すまん!遅れた!」

「ほんっとおそいー」

「あやまってんじゃんー↓」

「はいはい(苦笑)」

母さんはそういうと車を走らせ

た。

「まぁさか。姫奈が高校生なん

てねぇー。ぁ。見た目だけか!」

「言ってることおかしくないッ!

?中身も高校生ですからぁー」

「えぇー。」

「そうだかんね!!」

そんな愉快な話をしていると、も

う到着。

「でっか」

「あんた、何回も来てるでしょ」

「改めて見てって事だよ!」

「母さん車入れてくるから、先に

下りて行ってなさーい」

「うん!」

車を降りると、皆一年生だろうか

ちょっと大き目の制服を着ながら

ニコニコ笑っていた。

ってか、ここの女子可愛すぎじゃ

ん!惚れてまうやろー

ってのは置いといて・・

体育館ドコ・・?

まぁ。人の流れについていけば

『ドンッ!!』

「「すっすみません!!」」

私にぶつかった子も、私も二人

そろって頭を下げたので、お互

いの顔が分からなかった。。

顔を上げると・・

「あっれ!沙紀!?」

「あ!姫奈だー!!」

「「小学生ぶりー!!!」」

「「笑」」

「よくハモるね^^」

「だね^^」

「そだ!体育館ドコ!?まぢで

分からないんでケド!!」

「まったくぅ。姫奈は変わって

ないなぁー」

「スミマセン・・・でも変わっ

たよ!高校生になったこと!」

「それは私も同じだよ!」

「・・泣」

「早く行かなきゃ!送れちゃう

!」

「!?」

私は沙紀に引っ張られる形にな

って、体育館に到着した。