何度かため息をして、 やっと休み時間。 辞典をしまいに後ろのロッカーに向かうと。 「英語、寝てただろう。」 「だってあれは寝ちゃうでしょ。」 「まぁ、確かに。」 「自分だって寝てたくせに。」 短い会話を終えて、 辞書を片付ける。 こんなに、短い会話が なんだか幸せで、 ホント、 手放したくない。