「ハァ………バレるのも時間の問題だと思ったしそろそろ潮時かなって思ったから」


そう言うと納得してくれたのかは分からないが静かに体育館を出て行った。




一番最初に我に返った拓真が


「アイツは知ってたの?」


と聞いてきた。


やっぱそうなるよね…。


「訳アリでね」


と短く答えた。




放心している皆さんは放って、あたしは保健室に来ていた。


びしょびしょのままでは良くないので着替えているのだ。




…ん?


HRが終わっていないというのに階上がやけに騒がしい。


なんとなく保健室のドアを開けて外を見てみれば………


「藍!?!?!?」


White roseの副総長が来ていた。


ってあたしの迎えか。


楓に「ありがと」とだけ告げて藍のところに行った。


あたしが校庭に出た瞬間、物凄く五月蝿くなったけど。


藍の後ろに乗り、学校を後にしたのだった。




これからどうなるか分からない学校生活。


あたしの正体を知っても今までと変わらずに接してくれるかなんて分からない。




不安な学校生活、スタート





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