………美少女じゃないから見つかる可能性は低いけど…そろそろ潮時、かな?




「ねぇ楓? 夏休み明けたら…言うよ」


いまだ悩んでいる楓に向かってそう言った。


「………ぇ?」


呆然としている楓に説明を施(ほどこ)した。


「それに…潮時かなって」


そう言うと黙り込んでしまった。




言うと決まったら…White roseの幹部に言わなきゃ。


幹部だけに召集をかけて保健室を後にしたのだった。




「幹部だけ召集って…「どういうことだ?」


亜実の言葉に続きを言った昶。


それに頷いている杷月に藍。


事細かに説明をすりと頷いて了承してくれた。




「でもあの学校には仲間いないんだろ? どうするつもり?」


藍の言葉に


「楓のいる保健室登校するかもね? まぁ分かんないけど」


遠い目をしながら言えば


「じゃ…オレの高校、萌架んとこより終わるの早ぇから迎えに行くわ」


と藍が言った。


まぁ…それくらいならいっか。


ということで了承。




夏休み明けたら一体どうなることやら………。


誰にも予想はつかないのであった…。





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