「ただの一般女子高生なら詳細まででてくるんですがアナタの場合違うんですよね」


まぁしらばっくれなきゃ。


「詳細まででてくるって…一体何が?」


一般の人なら分かんないハズだから聞いとかなきゃね。


「………本当に言ってるの?」


それまで黙っていた萩斗が口を開いた。


あたし…相当疑われてんねー。


「本当だよ」


そしたら黙り込んだ三人。


困惑してるってのが手にとるように分かる。




数分後。


………最初は手にとるように分かるのを楽しんでたんだけどあんまり待たされるとイラついてくるね、これって。


いまだに黙り込んで考えてる様子の三人。


まぁこの三人が考えてるだろうことは当たってるんだけどね。


でもバラす時ではない。


だからまだ表向きは一般女子高生なの。


今、詮索するべきではないんだから黙っててほしいな。




「…まぁいいでしょう。 時間をとらせてすみませんでした」


その言葉を聞いて、あたしは教室に戻った。




…やっぱり声を聞かせたのが問題だったかな。


そう思いながら………。





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