「あー…「友達…てか親友!!」


楓の言葉を遮った。


だって、ねぇ?


今の楓ならどんなことでも素直に答えちゃいそうなんだもん!!


まぁ今さっき言った言葉は半分本当で半分嘘かな。


だって"先輩"と"後輩"でもあるし…ね。


しかし楓は親友って言われたのが嬉しいのか腕に力をいれてさらに強くあたしを抱きしめた。


「もえちゃんー!!」




あのあとは何とかやり切って今は楓と保健室で二人だ。


全く…楓はバレたっていうのにあんなにも平然としてるもんだからあたしが逆に焦ったよ………。


てかアイツ(荒乎)鋭いなー。


気をつけないとあたしもバレるかもだね。


てか変装?の激しい?楓の方がバレたのはなんでだろー?


「…全部声に出てるんですけど? もえちゃん?」


あ、どうやら声にだしてたみたい☆


「多分もえちゃんがバレてないのは目深にフードをかぶってるからじゃない?」


楓の妙に納得いく発言に『なるほど』と頷いたあたし。


さっすが!!


よく頭、冴えてるねー☆




そんなことを思いながら保健室を後にしたあたしだった。





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