───…その頃の狼龍、胡蝶


「総長! ここに来てない下っ端のヤツから連絡が!!」


と胡蝶の幹部。


落ち込んでいる胡蝶の総長に今言うか?


「んだよ…」


うわ…かなり暗い返事。


「狼龍の姫が男と歩いてて…家に入ったって!!」


その言葉で一瞬静かになったが次の瞬間…


『『『ハァ!?』』』


狼龍幹部から上、胡蝶の総長がハモった。




って萌架が男の家!?


「萩斗!! 萌架に連絡」


煉弥は魂が抜けたかのような感じで指示を出していたのだった。




「もしもし、萌架!? 男と一緒にいるって…」


『萩斗、煩い。 中学からの男友達だから大丈夫だよ。 じゃ…ツー…ツー…』


「ちょっ…萌架ぁあ!?」




で今さっきの会話を話すと姜希が携帯を取り出して電話をかけた。


だが一向に出る気配はない。


煉弥、充、拓真もやってみるが携帯の電源を切られたらしく繋がらない。


まさかここまで徹底されるとは思っていなかった狼龍、胡蝶はお手上げ状態なのでした。




追記

荒乎 笥箕(あらや しき)
胡蝶総長
萌架の強さに惚れた

また出てきます





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