昼休み。


クラスメイトから起こされて授業が終わっていることを知った。


転校二日目にしてクラスに馴染んでいるあたし。


クラスメイトとお弁当を食べる。


これがあたしの日常になるだろう…と思っていたがどうやらその考えは間違いだったみたいだ。




「萌架さん、少しいいですか?」


お弁当も食べ終わって楽しく会話をしていると突然の呼び出し。


この声………。


「「「充サン、ども」」」


ハモって挨拶をしているクラスメイト。


あたしにとったら悪魔のお迎え、と言っても過言ではない。


恐る恐る振り向けばドアのところに寄り掛かって腕組みをしているではないか。


笑顔のハズなのに目は笑っていないという恐さ倍増。




「………生きて帰れるかな」


ボソッと呟いた言葉は誰にも聞こえず消えていった。




場所は変わり屋上。


あの充に拒否することが出来ずおとなしく着いていけば屋上に。


たしか屋上って狼龍のたまり場だったよね。


しかも屋上が開いてるから煉弥もいるのか…。


屋上にいたのは幹部と総長、そしてあたしを連れてきた副総長。





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