もちろんあたし達White roseが負けるなんて誰も思っていない。


だけど狼龍と戦うとなるとそれなりの犠牲ははらわなければならない。


だから同盟をOKした。


それに狼龍は仲間になって潰そうなんていう考えも持っていないから。


みんな納得してくれてこの集会は解散となった。




特攻服を脱いでいると隣から杷月が


「ねぇ、萌架? 狼龍と関わることになるけど…大丈夫なの?」


亜実…杷月に教えたな?


ったく…。


「あたし、狼龍とは直接関わるつもりないし…それに狼龍のことは藍に任せる。 全部藍を通すようにしてるから、まぁ大丈夫じゃない?」


それを聞いた杷月はホッとしたのか穏やかな表情になり速攻で着替えて帰った。


亜実も杷月も心配性なんだから。


それに比べてこの男(昶)は…。


昶を見てため息を着くとすぐに部屋から出ていこうとした。


出る直前、足を止めたかと思うと「気をつけろ」だけ言って帰って行った。


訂正…昶も心配性だ。


ただ物凄く分かりにくいけど…。




「藍、帰ろ」


集会解散後、いつものように藍の家に泊まりました☆





.