………誰もキレていいって許可、出してくれないよな…絶対。
まぁあたしがキレたら誰も止められないからねー。
横目でチラッとあたしの肩を掴んでいる男達を見ればニヤニヤしながら話していた。
正直言わせてもらいます。
キモッ!!!!!!
むちゃくちゃキモいんですけど。
あたしが言える立場じゃないって分かってるけど…それでも!!それでもキモい!!!!!!
悪いけど整形外科行きをオススメします。
ようやく話が終わったのかこちらに向いた。
ったく…人を待たせるなよなー。
「んじゃ行くか」
あたしの肩に腕を回して抱き寄せて歩きだそうとする男。
行くかって…誰があんたらなんかと行くかっての!!
「ふざ「何してるんですか?」
ふざけんじゃねぇ!!って言おうとしたら遮られた。
ちょっ…そんな簡単に遮んないでよ…。
なんてあたしの願いは虚しく、さらに言葉を続けた誰か。
「てか離せよ? ソイツはおまえらごときが気安く触っていい女じゃねぇの」
この変わりようは…充?
あたしの予想は見事に当たっていた。
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