翌日、自分の靴箱を開けるとバサバサ…という音がして何かが落ちた。


なんとなくその中の一枚を拾い上げて見ると白い封筒にあたしの名前が書かれていた。


どうやらあたし宛てらしい。


残りも拾い上げて見るがすべてあたし宛て。


靴箱の中を見てみると封筒がいくらかある。


結構ある量を見て軽くため息をついたと同時に「萌架ー!!」という声と共に首ら辺に腕を回された。




昨日とは違う石鹸のような香りに包まれた。


なんとなく見当はつくが確認の為振り返る。


「おはよー、萌架☆ 朝一から萌架に会えるとかサイコー♪」


と可愛らしい笑顔を振り撒きながらそう言ってくるのは萩斗。


あぁ…可愛い笑顔………癒されるー☆


って違う!!


ちゃっかり☆マークなんてつけてる場合かよ!!




「おはよ、萩斗。 どさくさに紛れて抱き着か…」


バシッ


途中で何かの音によってあたしの声は遮られた。


チラッと振り向くとそこには冷たい表情の…


「姜希と…充?」


がいた。


いや、なんか明らかに怒りオーラが見えるんですが………。


なんで?





.