頭を撫でてやるとさらに甘えてくる笥箕。


…ホーント、笥箕って猫みたい。


なんてくつろいでいるとチャイムが鳴って授業の終わりを示した。


さて、教室に行きますか。


駄々をこねる笥箕を説得してあたし達は教室に向かった。




ガラッ


普通に開ければ集まる視線。


無理もない、か。


昨日バラして放心状態のまま放っといたしその上、帰るときは藍に迎えにきてもらったからね。


なんて思っていると近寄ってきた一人のクラスメイト。


「来んの遅ぇぞ!! 授業の途中に来たかと思えばそのまま1限目サボってるし!!」


と言われた。


あまりにも予想外な発言についていけないあたしは唖然。


「…ん? 何口を馬鹿みたいに開けてんだよ?」


って笑われたし。


「あ、ゴメン? てかさー…反応にビックリ?」


なぜ疑問形でゴメンと言ったのかは自分でも分からない。


「んぁ? 別にWhite roseの総長とか気にしてねぇよ。 ただ萌架だったのは驚いたけどな」


と言って他のクラスメイトに同意を求めた。


そしたら頷いている皆。


心の広いクラスメイトに感謝だ!!





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