ねぇ翔ちゃん。 本当は、私の足が見たいとか違うんだよね? 背中の火傷の痕のせいで、私が海とか避けてるんじゃないかって思ってるんだよね。 翔ちゃんは優しいから、私が海で楽しめる様にと連れて来てくれたんだよね。 翔ちゃんが私の事を思ってくれる優しさわかってるから。 「海へ行ったら私から離れないでね。凄く嫌な予感するから」 「嫌な予感ってなんだ?」 女の子達に決まってるでしょ。 絶対声かけられちゃうの目に見えてるんだもん。 そんなの絶対にやだ。