「お前に言ったら遠慮していらねぇって言うと思ったから、相談しなかったんだ」 「…だって翔ちゃん。車だよ。そんな簡単に買える物じゃないんだもん…」 「お前が乗って楽になれんのなら、金がどうこうじゃねぇ」 「…翔ちゃん」 「今までお前に何もしてねぇんだ。これぐらいの事はさせろ」 「ありがとう。翔ちゃん…私の為にありがとう」 翔ちゃんは、私の事を考えてくれてたんだ。 凄く嬉しい。