濡れた体温ごと奪って-Ⅱ-



「今回は異例の任務だったからな。ある意味疲れた…」




翔ちゃんはソファーへ座った途端トサッと横になり寝そべる。


そんな大変な仕事して来た上に夜寝てないんだもんね。


しんどいよね。




「今日はお仕事行かなくていいの?休めるの?」


「何もなければな」


「そっか。休めるといいのにね」




翔ちゃんにシーツをかけてあげようと、ソファーへ歩み寄ると手首を捕まれ引き寄せられればぎゅっと抱きしめられた。