あっ、あれは翔ちゃんっ!! 翔ちゃんは私に気付いたのか、ツカツカとこちらへ向かって歩いて来る。 他の人達は非常用出入口から外へと、出て行った。 「紗耶。どうした?」 「…あ、翔ちゃん大切な書類忘れてたから…持って来たんだけど…」 「ああ。ありがとうな。今、緊急任務命令がくだされてな…海へ行って来るな」 「…う、うん」 「俺なら大丈夫だからな。心配するな。晩御飯楽しみにしてるな」 「うん。わかった」 翔ちゃんは私の頭を優しく撫でて、その場を後にし非常用出入口から出て行った…。