―――ドクンドクンドクン――― 紗耶の鼓動が聞こえる。 紗耶が生きてる証。 それにすげぇ温かい。 「…紗耶…俺…」 「…翔ちゃん…これからも頑張ってね。私、誰よりも1番近くで見守ってるから」 「…紗耶……ああ、わかった」 今の仕事辞めようかどうか悩んでたが…今の紗耶の言葉で決心した。 紗耶…お前が応援してくれるなら俺は、頑張れる。 頑張るな。