濡れた体温ごと奪って-Ⅱ-



「フッ。そんな可愛い事言ってると、襲うぞ」


「もう、またそんな事言う//」




紗耶が記憶を失っていた時の事は、何も覚えてないんだろうか。


昨日の事も覚えてないっぽいな。


まあ、いいか。


どっちの紗耶も俺の愛する紗耶には変わりねぇんだしな。




「仕方ねぇな。夜のお楽しみにとっておくか」


「ま、またそんな事言って意識させ様とするんだから//」


「冗談だ。まだ、無理はさせられねぇからな。傷が治るまで我慢してやる」




本当は今すぐにでも、抱きてぇんだがな。


お前の体調が優先だからな。