「腹は大丈夫か?」 「うん。大丈夫だよ。たまに痛むけど、全然平気だよ」 「…そうか。あの時…守ってやれなくて、悪かった。ごめんな」 「どうして翔ちゃんが謝るの?翔ちゃんは沢山の人を救ったんだよ?それに私の事も救ってくれた。なのにどうして謝るの?」 「…いや……もっと俺がしっかりしてれば…お前が傷つかずに済んだ…」 「翔ちゃん、それは違うよ。どの道私は撃たれてたと思うもん」 にっこり笑って俺を見つめる紗耶。 たまらなく…愛おしい。