昨日お前を久しぶりに抱きしめられて、すげぇ嬉しかった。 相変わらず柔らかくて、ほのかに甘い香りがして…懐かしく感じた。 お前は記憶を失っただけで、俺の中では何一つ変わってねぇんだって実感した。 「…今日ぐらい、いいか」 俺はそっと紗耶のベッドへ潜り込み、起こさない様に抱きしめ瞳を閉じた。 朝起きたら、驚くんだろうな。 反応が楽しみだ。 「おやすみ」 紗耶の頭へキスを落とし眠りについた。