「もう少し俺いるから、お前は風呂でも入って来い」 「…悪いな」 紗耶を親父に頼んで一旦家に帰り、シャワーを浴びる事にした。 玄関の鍵を開け中へ入ると、静まり返る部屋に寂しさが込み上げる。 いつもならお前が『おかえり』って、迎えてくれるもんな…。 リビングに入りテーブルの上にある、パンフレットとはしり書きをしている紙を見た。 「…化粧品…腕時計…愛里の誕生日…?」 まさかあいつ…愛里の誕生日プレゼントを買いにデパートへ行ったのか…。