「紗耶っ!!頑張るんだ!!紗耶っ!!紗耶っ!!」 「竜崎、乗ってけ」 隊長は俺の握っていた銃を取り、救急車へ乗る様に促した。 迷わず救急車に乗り込み、微かにしか息をしていない紗耶の手を握り締めた。 どうか…助かってくれ…。 紗耶…頼む…頑張ってくれ…。 俺がずっと傍にいるから…頑張ってくれ…。 紗耶…頑張ってくれ。