「ねぇねぇ、手を繋いで歩いたりした?」 「ええ。もちろん。手を繋いでくれないと、私怒るものね」 「クスクス。ママも甘えん坊さんなんだね」 「…はぁ。格好悪ぃ」 「翔ちゃん。格好悪くなんてないよっ。私、羨ましいよっ」 「はいはい」 翔ちゃんは半ば諦めたかの様な表情でまた溜め息をついた。 あんな事言いながら、翔ちゃんも同じ事してくれるんでしょ? 私、わかってるんだからね。