左耳のピアス




とため息まじりに言葉をはいた。



「で、そいつ誰?」



私が問い詰めると



「この学校で1番の王子様。」



あきらめたように萌香は私に言った。



「教えなかったらこの学校で唯一の桓哉陵を知らない人ってことで有名になれたのにー。」



ならなくていいし‼



私は心の中でツッコミをいれながら席についた。