「あ、椿ー布団いる?」
「んーん一緒に寝るからいーよ」
「んー了解」
「千晴ー」
゙パタパダと二階に上がって行った。
「なっちゃん」
「ん?」
「椿ちゃんと仲いいね…」
「んー?そーかな」
「椿ちゃんて可愛いよな…」
「え、何好きなの?」
「…俺が好きなのは那智だけだから」
「な…」
またコイツはさらっと恥ずかしいことを…
「那ぁ智っ」
千晴が抱きついてきた。
「うをっ危ないよ、千晴」
「ははっ手伝うよ」
「おー、ありがと」
「…」
「椿も手伝うー?」
「…いい」
何怒ってんだ?
「那智のバカ…」
小さい声でそう言った。
それに気づいた荒井が
手招きして椿を呼ぶ
「ね…椿ちゃんてさ
なっちゃんの事…好きでしょ?」
「は!?」
「しーっ声が大きいよ」
「な、何言ってんの…那智と私はきょ…うだいなんだから…そんなわけないでしょ?」
「ふふっ」
「何かおかしい?」
「ふふっだって兄弟を好きになっちゃだめなんてだれが決めたの?」
「え…」

