心の中の宝物



「おは・・・よ・・・う。」


みんなが一斉に私の方を見る。

みんな驚いた顔。



派手だからしょうがないか・・・




すると見覚えのある人たちが近づいてきた。


みなみとコウちゃんと武だ。


「おはよ。」


コウちゃんが挨拶してくれる。


「コウちゃん・・・毎日メールありがとね。返さなくてごめん。」

「いいよ。全然。やっと来てくれたね。ちょっとその変わりようはビックリだけど(笑)」


コウちゃんは普通に話してくれた。

こういうところが優しいよね。



ちらっとみなみの方を見ると怒った表情。



そうだよね。



「みなみ・・・。」


私は思い切ってみなみの名前を呼んだ。



みなみが私の方に近づいてくる。




バシ


え?



頬に痛みを感じた。