心の中の宝物

―がっちゃ


「ただいま。」


いつものようにしーんとした家。

あれ?

いないのかな?

でも靴はある。

急に緊張がはしった。

なんか嫌な予感がする。


私はゆっくりリビングに向かった。

いつもは真っ暗なリビング。

でも今日は、明かりがついている。

嫌な感じもするけどやっぱり嬉しい。


私はリビングに入った。

リビングではお父さんがソファーで新聞を読んでいて、お母さんは何かを書いていた。

私が帰ってきたのにも気付いていない。


「ただいま。」

私は恐る恐る言った。