「私の中じゃそうかも…って嘘だよ、嘘。一緒に見よ?これ面白いの」 「……」 奏は返事はしなかったものの、視線をテレビへと向けた。 なんだかそれがまた面白くて、思わずニヤけてしまった。 ---------------------------- 「コイツ…演技下手くそだな」 画面に映った男を指差す奏。