「ナナちゃんはこっちの車に乗ってね。こっちの方があたしも安心だし」 「え?いや・・・」 「じゃあね。あたし、秀の後ろ乗るからさ」 「忍さ・・・」 結局訳も分からず、無理矢理私を黒い車に乗せた忍さん。 大人の女性って・・・ 皆こうなのか? よくわからない・・・ 車の中は、異様な空気が漂う。