黒の世界


・・・暴走族!?



なに!?



ここ、いわゆる倉庫で溜まり場ってやつ!?






忍さんとこんな所に来てしまったことを、改めて後悔した。








「何してんの?早く」



二回へと続く階段を途中まで上った忍さんは、立ち止まっている私を上から呼ぶ。



こんなにも顔色変えずにいられる忍さんが凄いと思った。




「はい・・・」



帰りたいとも言えず、その後ろを追った。