「……」


痛みがまだ残っている。


腕が…動かない。


見てみると、きつく縛られていた。


ここは…どこなんだ。


どれだけ時間が経ったんだ。




「起きたか」


潰れて掠れたような声が届く。


男がこっちを見て不気味に笑っていた。