「……」 何も言わずイチゴアイスを受け取った奏は、それをレジに持っていく。 「ほらよ」 「へへ。ありがと」 ニコッと笑ってみせると、奏の顔がほんのり赤くなった。 「……?」 「…早く食え。溶けるぞ」 「うん」