「お喋りするだけだよ?誰も怒らないって」



「じゃあ…ちょっとだけですよ」



階段を駆け降りてコウタの所へ行くと、



「また後でな」



コウタが周りの人達にそう告げた。



「ゴメン…邪魔した?」



「いえ…」


コウタがニコッと笑う。