黒の世界


なんとも言えない黒い感情が心を埋める。



「…じゃあな」



それは、どんどん大きくなる。



“嫉妬してヤキモチ妬いたりとか”



そうか…



私…



…ソウキが好きなのか?



出て行く二人の姿を、ただ見つめていた。