北海道にはもう、雪が降っているころ。

東京にも冬は訪れる。


「さっむーい。」

冷たい風が吹く。
奏は土曜日も学校に向かう。

中旬には、後期の発表がある。

毎日夜10時の帰宅。


家に着いても、ご飯も食べずにベットに入る。

いつからこんな生活になったのかは、わからなかった。



後期の発表は、東京だけではなく、アメリカ遠征があった。

東京の本番が終わると、海外にむけて、みんなはアメリカの話題で持ちきり。


「奏、お小遣いいくらにする??」

「何持って行ったらいいのかな??」

「ドライヤー誰がもってく??」

「洗濯ってどうする??」


ちっちゃなことから、色んな話題がでてくる。