gangな恋



『瑠美…大丈夫?』


『うん。…てか凜、本当に一人で片付けるなんて……すごいよ』




まぁ夢中だったし……気ぃ抜いたらこっちがやられるしな……




『凜…なんか…すごいよ……』


『へ?………っうわ!なんだこれ!?』




夏帆の視線を辿って自分の服を見ると




『それ、返り血…よね?』




白いはずの特攻服が、相手の返り血で赤く染まっていた。


白い部分はほとんどない。




『全然気づかなかった……あーあ、洗うの面倒だな…』


『そういう問題?…ま、凜らしいわ』