gangな恋



薄暗い倉庫の中には、見覚えのない奴らの姿――




おそらくレディースのチームだろう。




『本当に一人で来たんだ?あんたもバカねぇ…チームのたまり場に一人で来るなんて』




リーダーらしき女が勝ち誇った顔で私を見る。




チーム全員で私を潰そうってわけね……


『やり方汚ねーな…。…ところで…うちのモンはどこだよ!』




クスっと笑って、他のメンバーに目配せすると、奥から一人の女が出てきた。


私の目の前に連れてこられた女は、手を縛られて殴られた跡があった。


間違いなく、私のチームメンバー……