gangな恋



『あなたのチームメンバーを預かってるんだけど…』




この言葉で一気に体が熱くなる―――




私は白い特攻服に着替えて、家を飛び出した。


相手の条件は“一人で来い”―――




条件通り、私は夏帆達に知らせずに指定された場所へと急いだ。




『はぁ…はぁ…ここ、か……』




そこは古びた倉庫だった。


人通りなんてありやしない。




息を整えた私は、勢いよく扉を開けた――