gangな恋



そして、土曜日―――




「…ちょっと。どういうこと?」




白い特攻服を纏って、仁王立ちする私。




「まぁ細かいこと気にすんな。彼氏が彼女を迎えにきただけだろ?」




私の目の前にはソファでくつろぐ和弥―――


いやいやいや…
ココ私の家だよね?




「人ん家でなに優雅にコーヒー飲んでんだよ!?」


「あら、いいじゃない。でもお母さん知らなかったわぁ、凜にこんな素敵な彼氏がいるなんてっ」




お母さん、なんかルンルンだし……




つか彼氏じゃねーって!