電話を切って、夏帆に事情を話した。 夜龍は今4代目が継いでいて、今度の集会では歴代の総長も参加するらしい――― それで私と夏帆にもお呼びがかかった。 「凜が行くなら行く……てかなんで合同ですることになったの?」 「さぁ?」 私達が現役の頃、男の族と交流することなんてなかった。 喧嘩することはよくあったけど――― 「しかも相手が夜龍か…」 「喧嘩になんなきゃいいけど…」 「凜…あんたが一番ソレ有り得るからね」 「ひどっ!」 私達が盛り上がってると、和弥が突然口を開いた―――