「そろそろ暗くなってきたね」 「んー、だな。麻衣、そろそろ帰ったがいいだろ?」 家まではちゃんと送り届けるつもりだけど、やっぱり遅い時間までは連れ回したくない。 でも、麻衣の口から出たのは意外な言葉だった。 「あのね…村上君のお家行きたいんだけど……。その……だめかな?」 「………え」 え? え!? 家!?って俺ん家!? なんだこの展開は。 色んな妄想が膨らむ中、本当に麻衣は俺の家にやって来た。